照明入組子のすすめLighting for Kumiko
組子意匠は「光のあて方」により
その表情が大きく変化します。
基本的に「正面から光をあてる」よりも「組子の裏面から光をあてる」方が
意匠に奥行き感がでて、空間をひときわ美しく彩ることができます。
裏面から光があたった場合、組子の前に立つ人は、組子の「陰」を見ることになりますが、
そのしっとりした陰の持つ「わびさび感」こそが、組子の醍醐味とタニハタでは考えております。
光と組子
光には「自然光」と「人工光」があります。
昔は一戸建て住宅のように庭(自然光)に面した障子戸・書院障子として使用されるケースが多かった組子製品ですが、最近は閉ざされた建築空間の中で組子を使用されるケースがほとんどです。
その場合、「人工的な光」を、組子の裏面から当てる必要があります。
光で美しく照らす組子
BOX一体型の間接照明は、施工も簡単で、設置コストも安く、また「光」が箱に入った状態で照らされますので組子製品を美しく照らすことができます。
※工事は電気業者様にご依頼ください。
蛍光灯タイプのLEDは電気料金も安く、蛍光管も長持ちしますのでおすすめです。
ただし、いずれ蛍光管は切れますので、組子を外して蛍光管を取り替えられるような仕様(ケンドン仕様など)にしていただく必要があります。
「住宅」の場合、リビング、玄関などお客様を迎える場所に、
「商業施設」の場合、人が多く集まるロビーやカウンター背面などに、設置されると効果的でしょう。
照明の設置が完了しました。上の写真はタニハタ東京・新宿ギャラリーです。