能登ワインの工場とぶどう畑を見学してきました。
石川県能登半島、穴水町という場所に広大な葡萄畑(ワイン専用葡萄品種)があります。能登ワインさんの葡萄畑です。
2006年に本格醸造を始めた「能登ワイン」さんですが、「ワイン造りは農業である」をモットーとされているように自社園産の葡萄にこだわり、栽培・収穫・醸造されています。
ここのこだわりとして・・
・自社園のブドウだけを用いて、単一品種のワインを作る(葡萄のブレンドはしない)
・加熱殺菌をしない(しっかり熟成させる)
・使用する葡萄はすべて手作業(ハサミ)で収穫。
人の目と手でしっかりと素材を選り分けます。
(ちなみに海外では効率化のために機械で収穫するところが多いとのこと。)
・畑地も穴水湾の牡蠣の殻を利用し土壌改良を施し、海のミネラルを含んだ土で葡萄を育てておられます。
・コルクは天然もの(人工コルクもあるんですね。)
醸造開始からまだ7年くらいと比較的新しい工場でありながら、国産ワインコンクールで5年連続入賞されていますが、こういうところからもそのこだわりのすごさがわかりますね。
日本の商売のことわざに「利は元にあり」という言葉がありますが、まさにここでは、畑地→葡萄の木→葡萄の実→ワイン→お客様と働く人の笑顔そして最後に「会社の利益」。
「会社が存続するためには、その元である大地から大切にする」を実践されています。自然相手でもありますので、いろいろ大変なご苦労もあると思いますが、しっかりと地に足がついた経営をされているなぁ、と心から感心した次第です。
タニハタも組子欄間の素材である「杉」を苗木から育ててみようか・・・
成木になるまで80年か・・
私 生きてない.. (^_^;)
村山社長と西田酒店の西田さんの説明を聞きながら葡萄を試食したり、ワインを試飲したり、ワインについていろいろ知ることができた一日でした。
石川県穴水町
能登ワイン
http://www.notowine.com/
ちなみに・・
フランス人の年間ワイン消費量は、成人1人当たり57リットル。
日本人は約2.6リットル。
本場と比較するとまだまだ消費量は少ないようです。