落雁(らくがん)を古くから製造されている富山県城端町の菓子蔵処 田村萬盛堂さんにお邪魔しました。
こちらでは千数百点におよぶ菓子木型を常設展示されています。(2012年 素晴らしい展示場を作られました。)
木型職人と菓子職人の技と歴史を見ることができます。
大きなスペースではありませんが、展示してある美しい木型とその数に圧倒されました。日本の職人の心意気を感じさせるその雰囲気に酔いしれました。
(こういう場にいるだけで不思議と幸せな気分になります。)
堅木 ひとつひとつに花鳥風月、家紋などが丁寧に彫られています。日本の古典文様の歴史を学ぶにも良い場所なのかもしれません。
お菓子ですから、見た目はほとほどに、味にこだわる・・という考え方もあったと思いますが、あえて木型を作り、新しいデザインに挑戦しつづけるこだわり。展示してある木型からにじみ出る仕事へ挑戦の姿勢。
長い時間をかけて数千個の様々な木型を使って菓子を作りつづけてきた職人の熱い心意気が伝わってきます。
これを管理し守り続けるにも大変だと思いますが、あえて展示場を作り、それを展示する店主の心もまたすごい。
そう思っていたら最後に店主にお会いすることができました。
で、記念撮影。パチリ。
素晴らしい空間を見せていただき、ありがとうございました。