今、49歳の私が小学生の時「もうすぐ富山にも新幹線がくるがやぞ。新幹線来たら東京に行ってこんまい。」と両親から嬉しそうに話された記憶があります。
あれから40年近く経ち、両親も亡くなり、飛行機で東京まで1時間で行ける時代になりましたが、やはり「北陸新幹線」という 響きは多くの富山人にとって、特別なもので、悲願なんだなぁ、といろいろな方とお話をしていてつくづく感じます。このあたりの感覚は、生まれた時から新幹線がある場所に住んでいる方には少し理解しづらいものかもしれません。
2015年3月14日は、そういう富山人にとって大きな記念すべき節目の日でもあります。今まで3時間半近く、 電車を乗り継いで行っていた東京が、2時間あまりで行けるということは、北陸にとってこれらからどれだけの恩恵が、この新幹線によってもたらされるか・・もちろん、関東方面にお住まいの方も北陸にある観光資源、産業資源に触れていただき、北陸、そして日本の良さを改めて知っていただけたら本当に嬉しい限りです。
当社の組子(青海波)も新しい富山駅正面(右側)に設置していただきました。
青海波文様は、人を幸せにする吉祥文様です。
観光客、地元の方 この組子の前を通る方が少しでも幸せになるように・・・そんな思いを込めて製作しました。
皆様 ぜひ北陸新幹線にのって富山においでください。