先月、イタリアにお送りした大判サイズの組子欄間設置の写真が届きました。
別荘の庭側にあるガラス(ファサード)に設置されました。
写真の組子欄間は雪見障子のように上下に動き、部屋の中からお庭や湖の様子が見られるようになっています。(上下に動く機能はイタリアの大工さんが行いました)
お客様はイギリスにお住まいの方で、打ち合わせにかなり時間がかかりましたが、その甲斐あって記憶に残る現場になりました。出来上がりの組子を見て、イタリアの人たちに「鳥肌が立つぐらい美しい」と、絶賛されたそうです。施主の方にも大変喜んでいただきました。
作品は抽象柄にみえますが、別荘の前にある湖をイメージして組子のデザインをしています。
海外の仕事が増えていますが、今回のように組子欄間(製品)からアート作品にどんどん作るものが変化してきています。技術以外にも高度なデザイン、提案力が必要になってきていますが、職人達全員でレベルアップしていきたいと思います。