タニハタの富山工場 事務所部分の増築がほぼ終わり、打ち合わせのための天板や椅子を設置いたしました。
設置した天板はブラックウォールナット無垢材。
厚み145ミリ、幅900ミリ、長さ3000ミリという大判無垢材で設置も8人ががりで行いました。重量だけでも300キロ近くある思います。
組子屋が使う天板ですので脚部分は、「角麻文様」とこだわって製作いたしました。
加工に2ヶ月以上かかりましたが、苦労した甲斐あって重厚感のある空間に仕上がったと思います。
普段は、杉、ヒノキ、ヒバなどの白木系を材料にしていますが、今回事務所に使用した素材は、普段使用しないウォールナットを中心にタモやケヤキなどの広葉樹を材料に使用しました。広葉樹は反りやねじれが大きく、組子で製作するには、いくつかの壁をクリアしなくてはなりません。そのためのテスト製作になります。
時間はもうしばらくかかりますが、従来の材料にとらわれず、組子の世界をどんどん広げていきたいとおもっております。