タニハタでは、これまで主材料として使用してきた外国産木材(ベイヒバ材)の取扱いを2018年8月いっぱいまでとし、9月生産分より、国産木材(ヒノキと杉)のみを主材料として使用いたします。
なぜ今、国産木材なのか?
2017年度、タニハタ組子の海外への販売比率は20%近くに達しました。組子という「日本の伝統技術」が海外でも受け入れられるということは大変嬉しいことです。一方、そのmade in Japanの製品に海外の木材を使用することに少しずつ違和感を感じるようになってきました。
戦後植林した杉やヒノキは樹齢60〜70年、今まさに木材としての旬を迎え、組子材料に適した良材が手に入るようになってきました。価格もずいぶんとこなれ、お客様への負担も少なくなってきたことも、今回の材料国産化に踏み切った理由のひとつです。
また、近年深刻な問題となっている「地球温暖化」や「花粉症」の問題を解決するには、木材を育てる産地としっかり繋がり そこから国産木材を購入することが、未来につながる重要なことと考えています。
タニハタでは、国産材を1本でも多く使用して、国内の木材業界活性化の一助となるよう努力してまいります。
日本の国土における森林率は実に7割。 「木の国日本」の材料を積極的に使用し、海外のお客様にも胸を張って、「100% made in Japan」と言える製品をつくっていきたいのです。
組子を本当の意味で「世界に誇る日本の木工技術」とするため、何卒ご理解いただけますようお願いいたします。
尚、すでにベイヒバ材でお見積もり済みのお客様におきましては、特にご希望のない限りベイヒバ材で製作させていただきます。(2018年12月まで)
※アート組子の色付用葉っぱのごく一部には、外国産木材を引き続き使用します。
・環境と共に歩むものづくりについて
魚津のパワースポット魚津市 洞杉(杉の巨木群)