建築・インテリア誌「CONFORT コンフォルト」でタニハタを取り上げていただきました。全6ページの特集になっており、かなりのスペースを割いてタニハタの組子を掲載いただきました。
この本は、毎号特集テーマを設け住宅・商業施設・公共施設向けの内装材などの資料価値の高い写真や情報を掲載されている老舗の建築誌になります。
日本の生活がどんどん洋風になり、職人が減少していくとともに忘れさられていく日本の古い技術や意匠、言葉などにもこだわりを持って発信されている専門誌です。
ちなみに今回のタイトルは「和やかな普請」。
昨年亡くなった樹木希林さんがテレビで
「うちの家系は普請道楽(ふしんどうらく)なのよ。」という話しを聞いて、恥ずかしながら私も初めて「普請」という言葉を知りました。
家を建築したり修理したりすること、を意味する言葉でこの言葉が用いられるようになったのは室町時代から。
室町から江戸時代にかけて土木工事・武家屋敷の管理などにあたった「普請奉行」という役職も生じるようになった歴史のある言葉です。
「建築」よりも職人的でこだわりのある言葉ですね。
「和やかな普請」・・「空間」にそういう空気を作り出すことができる職人集団になりたい、とこの号を読んで思った次第です。
取り上げていただき心から感謝です。