久しぶりに木曽近くまで行ってヒノキ材、杉材の買い付け(競り)に行ってきました。
朝5時に富山を出て、9時に現地到着。
大きな倉庫内には、たくさんの木材が並んでいますが組子に使用できるヒノキ、杉の量は限られます。
この木材の中から色、木目の素直さや細かさなど時間をかけて吟味して、うちの組子に適したものだけを競り落とします。
杉、ひのき、神代杉・・・かなり上質の材料を競り落とすことができました。こういう時は木工業者として幸せな気分になります。
コロナ禍でも木の伐採、製材をしておられる林業関係の皆様に感謝。
他の材料をみていると・・・
屋久島に自生する樹齢1000年以上の「屋久杉」はもう伐採することができませんので市場にたくさん並ぶことは珍しいです。
(屋久杉は厳しい管理をされていますので、伐採どころか山から運び出すこともできません。今並んでいるものは、規制が入る前から地元の木工業者が在庫していたものになります。)
天板として使うには厳しいですが、細く挽き割る組子の材料としては問題ありません。木目もかなり細かいものばかりです。
写真の屋久杉をすべて落札しました。うちの美術組子に使用する予定です。
太いケヤキの柱材 長さ6メートル。。神社仏閣に使用されるのだと思いますがどうやって設置するのか見てみたいです。
コロナウィルスの影響なのか普段並ばない木材が数多くでており、大変勉強になりました。