組子製造に伴い、端材や切削クズ、オガクズなどが大量に発生します。
20年ほど前まではこれらを「ゴミ」として処分していましたが、このおがくずも貴重な限られた天然資源、という考えの元でタニハタでは畑に蒔く肥料などにしてきました。本来ならば、おがくず(切削粉、木粉)をそのまま薪ストーブで燃料として有効活用できればいいのですが、そのまま使用するとボコボコ・・と表面だけが焦げていき熱量があまり上がりません。また、おがくずを投入する際<火の粉>の状態になり、危険な状態にもなります。
そこで今回、新たに「ペレタイザー」という機械を工場内に導入しました。
上部にあるタンクにおがくずや切削クズを入れると<ペレット>と呼ばれる小さな木の固形物に圧縮加工されます。(接着剤などは使用していません)
おがくずをペレットにすることでペレットストーブの燃料として工場の暖房に使用することが可能になります。
地球温暖化の元である二酸化炭素を発生する石油を使わないように・・・今年から冬の工場の暖房は、水力、太陽光以外にバイオマス由来の燃料に変えます。(バイオマス:太陽光や水力、風力のように動植物性の再生可能な資源)
脱炭素社会に向けて一歩一歩進めていきます。