昨年は世界的な木材需要の高まりの影響を受け、木材市場価格の高騰が起こり、住宅業界が木材不足(ウッドショック)に陥りました。
ウッドショックの震源地は米国でしたが、ロシアのウクライナ侵攻により、今回北洋材(ロシア産木材)が入荷しにくい状況になってきています。
ロシアは世界の5分の1を占める森林大国でもありますので、これからその影響は住宅業界にとって大きなものになってくると考えられます。
タニハタ組子の材料は杉、ヒノキなどの国産木材を使用しています。「ロシア木材の不足なのに影響がでてくるのか?」と思われるかもしれませんが
輸入木材の価格高騰や入荷遅延により、業界全体が国産木材へとシフトが進んでいます。
そのために国産木材も輸入木材に引っ張られるかたちで木材不足、高値傾向になってきております。
そんなウッドショック第二波に備えて早速、木材産地の競りに参加してきました。
相変わらず人が多かったですが、組子に使用する良質の国産木材をたくさん競り落としてきました。
木材のみならず、いろいろなものが値上がりする傾向ではありますが、タニハタでは年内いっぱい組子製品の価格を上げる予定はありません。
タニハタの組子製品を検討されている方は安心してお問い合わせいただければと思います。
※価格の変更予定はありませんが、組子のご注文が例年以上に増えており、納期がかなりかかってきています。
(現在、受注後40~45日ほどかかっています。)
ゴールデンウィーク前の出荷はもうすぐ締め切りとなります。
お急ぎのお客様はご注意ください。
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ニュースでも放映されていますが、ウクライナで軍事行動が開始した2月24日以降、すでに300万人以上のウクライナ国民が安全を求めて国境を越え難民となっています。
タニハタでは2016年より毎年、会社の収益の一部を難民のために寄付してきました。
今回もウクライナ難民のため国連UNHCR協会に寄付させていただきました。
状況に応じて、引き続き寄付活動は行っていきたいと思っています。
お金で問題が解決できるとは思っておりませんが、小さくても自分達でできることを実行していくことが重要とおもっています。
※国連難民高等弁務官事務所(UNHCR: United Nations High Commissioner for Refugees)は世界各地にいる難民の保護と支援を行なう国連の機関です。
1954年、1981年にノーベル平和賞を受賞。スイス・ジュネーブに本部を置き、約125か国で援助活動を行っています。
特定非営利活動法人 国連UNHCR協会は、日本の公式支援窓口となります。