猛暑日が続きます。
「環境に負荷をかけず、極力無駄なエネルギーを使用しないモノづくりを行うこと」・・
脱炭素経営を会社の方針としている当社は、今年の夏も工場内でいろいろな省エネ対策を行いながら組子製作を行っています。
■工場(木取り場)
南側に位置する木取り場は、作業空間に入る日光を極力遮断しています。
窓際に遮光スクリーン 風も建物内に入れる必要があるために通風タイプを設置
屋根裏に断熱材を吹き付けしたり、窓をペアガラスにしたり、外からの熱を遮断。
今年の夏はかなりその効果を実感しています。
エアコンを入れて室温30度を超えることはなくなりました。
■仕上げ室
午前の暑い時間帯だけ水を屋根に流し、屋根の焼け込みを防ぎます。(冬場の融雪ホースを利用)
また、窓の前に木材を並べて、直射日光を屋外側で遮ります。 (風は通します。)
省エネ・・・ではありませんが、作業中にうっかり水筒をテーブルから落とすことがあるので、職人達が<水筒ストック箱>を製作して各テーブル足元に設置しました。(作業用テーブルも職人達の手作りです。ヒノキ材で製作。)
■オフィス
お昼を過ぎると直射日光が差し込む事務所前に遮光シェードを設置。(12時になると女性スタッフが手動で遮光シェードを下げます。)
事務所前のガラスも単体ガラスからペアガラスを付け足し、「3枚ガラス」にしたことでエアコンの効きが格段に良くなりました。
その他・・・
会社の自動車二台を電気自動車に変えました。 工場屋根のソーラーパネルで発電する電力を使用するようにしています。
屋根の太陽光だけでは工場全ての電力を賄えませんので、足りない分は北陸電力さんの「とやま水の郷でんき」を契約して電力を使用しています。これは富山県の水力発電所から産み出される電力で、CO2の排出が0となる契約となります。
命に関わる程の猛暑・・・ニュースから流れるそんな言葉に違和感がなくなってきていることが怖くもありますが、当社なりに行動をおこして発信していきたいと思います。
タニハタ 地球温暖化対策について