11月、東京都から2団体、海外インバウンドのツアーで2団体、計4団体(合計75名)のお客様に来社いただきました。
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11月7日、東京の明星中学校2年生の生徒さん(28名)がタニハタの工場を訪れ、組子細工のワークショップに参加していただきました。
来年の組子新製品40点も見ていただき、生徒さんからは、新鮮な視点と率直な意見が寄せられ、非常に有益な時間となりました。
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11月10日は東京都立足立西高等学校の生徒さん24名が来社されました。
工場に入ってすぐ組子を見て生徒さんがすごい!と何度も言ってくださっていたのが印象的でした。
少し苦戦していた生徒さんに「お手伝いしましょうか?」と聞いてみたのですが、「自分の力で完成させたい」と言って、やる気に満ち溢れた様子で組子製作をしておられました。
学生さんが工場に展示している組子や職人仕事に興味を持っていただき、自ら写真撮影をされる姿をみると本当に嬉しくなります。
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11月21日は台湾からインバウンドのツアーで12名の方が工場に来社されました。
工場内では、職人に直接いろいろな質問が飛び交い、とても日本のモノづくりに興味をお持ちの様子でした。
タニハタのベテラン職人 高島(76歳)は大人気でした。
一緒に記念撮影をしてほしい、とたくさんの方から声がかかりました。
神懸かった感じになってきました。
「100歳まで組子職人を続けていきたい!」と高島の意気込みを聞くと台湾の皆さんから大きな拍手があがりました。
今日は天気も良く、二階の窓から見える夕日を浴びた立山連峰を見て美しいと言っていただき富山県民としてとても誇らしく思いました。
台湾からの組子のお問い合わせをいただく機会が多いのも組子や日本の風景を美しいと思う気持ちに通ずるところがあるのではないかと感じました。
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11月22日
日本政府観光局の富山県視察プロジェクトとして中国の旅行会社様が参加されました。
大工道具を使っての作業に関心を持たれていました。
日本と中国。 「言葉」は通じなくてもモノづくりを通して「気持ち」は通じます。
組子細工で皆さんが笑顔になるとこの仕事のやりがいを感じます。
年末になり、工程がかなり詰まってきましたので団体見学は年内これで最後になりました。
来年も日本の伝統工芸「組子」の素晴らしさ、モノづくりの新たな可能性をいろいろな方に発信していきたいと思います。感謝です。