6月5日
近隣の小学校より2年生の生徒さん24名が工場見学にいらっしゃいました。「地域の企業を知ろう」という社会科の授業の一環でタニハタに来社されました。
この日は30度近い夏日でしたが皆さん終始元気いっぱいで、黄色い帽子と笑顔が思わず目を細めてしまうほど眩しかったです。
工場に入り早速組子の製作体験を行っていただきました。
今回は比較的簡単な文様「籠目」に挑戦です。
出来上がると「星みたいでかわいい~」と女の子たちにとても好評で、カメラを向けると皆さん自然に顔の横に組子を持ち、可愛らしいポーズをとってくれました。
製作体験が終わり、次は工場内の見学です。
「工場探検だ!!」「こんなところに大きな木がある!」と好奇心できらきらの目をして社長の後についていきます。
作業場では、職人の鉋削りを見学しました。
「やってみたい人はいますか?」という職人の声がけに全員が手をあげて思わず笑ってしまう場面もありました。
時間の関係で全員に挑戦してもらうことはできませんでしたが、挑戦した子たちは二年生とは思えないほど、力強くとても上手に削っておられました。
後日、お礼のお手紙が届きました。
社員の休憩室に貼り、見る度に元気をもらっています。
工場見学は、子供たちの好奇心を育むだけでなく、ものづくりの過程を五感で体験できる機会です。
機械が作動している大きな音や木材の匂い、自分の手でものをつくることの喜び。これらは、テレビやYoutubeでは決して体感できません。
今後はタニハタの工場見学にきた子供たちに木材についてもっとたくさんのことを学んでもらえるよう、現在展示物・体験コーナーの拡充を計画しています。
子供たちが五感を使って組子という伝統工芸を知り、今ある自然に感謝し自分たちの未来について考えるきっかけになれば私たちも嬉しいです。
谷端美穂