7月3日 富山市のインバウンド事業のFamトリップで欧米の旅行会社様が工場見学にお越しいただきました。
今回はインバウンドのツアーでは初めての試みとして、スマホスタンドの製作体験を企画しました。
ツアーの皆さんには角麻の文様を組んでいただきました。
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普段体験していただいているミニ組子体験と異なり、金槌やボンドを用いて より実際の組子製作に近い体験内容となっております。
プロジェクターで職人が製作する手順を映しながら、進めていきます。
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工場見学の間にペーパーをかけ表面をきれいにして、台座にはそれぞれのお名前をレーザーで入れて完成品をお持ち帰りいただきました。
今後インバウンド向けの工場見学ではスマホスタンドの製作体験も選べるようになります。
海外からタニハタに来られるお客様は日本の伝統工芸に興味を持っていただいている方が多いですが
名前入り組子のオリジナルスマホスタンドがお客様の旅の思い出の一つとなれば嬉しく思います。
西川 万喜子
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7月27日
ネッツトヨタ富山様で2010年より開催されている、夏の恒例イベント『ネッツ富山フェスタ 2024年』に出展させていただきました。
北日本放送様の「モノヅクリのその先ヘ」というテレビ番組で当社の特集を組んでいただいたご縁でお声がけいただきました。
午前と午後の2部制で行われ、それぞれ映像を通して組子について学んでいただいた後に、実際に組子コースターを製作していただきました。
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細くひき割った木に加工を施し、1本1本組付けする映像を真剣に見る子供たちのまなざしが印象的でした。
子供たちは想像以上に玄翁の使い方が上手く、トントンと会場に玄翁の心地よい音が響いていました。
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組子の製作体験後は、普段職人が使っている鉋でヒノキ材を削っていただきました。
カンナをしっかり握って薄く上手に削り、出来上がった鉋屑を鼻にくっつけ「いいにおい~」と香りを楽しんでいました。
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トヨタ様には「モノづくりは人づくり」という考えがあり「誰かの為に」という想い、知恵と工夫、高い技術と技能、これらを身につけた人財が現場で育っていることがトヨタのモノづくりの基盤となっているそうです。
車と組子、まったく違う業種ですがものづくりに対する想いは同じです。
今回の組子製作体験を通じて、子供たちに日本のモノづくりへの関心をもっていただけたならば嬉しいです。
谷端 美穂