今週発売の経済誌「週刊東洋経済」さんの表紙に当社の美術組子が使用されていました。
(昨年納入させていただいた一泊200万円のリッツカールトン東京 スイートルーム組子の写真になります。)
東洋経済さんのオンラインでもタニハタの組子が一部紹介されていました。
ぜひ書店で購入下さい。
組子らんまを作る会社<タニハタ>の日々の出来事、その思いをブログで綴ります。
今週発売の経済誌「週刊東洋経済」さんの表紙に当社の美術組子が使用されていました。
(昨年納入させていただいた一泊200万円のリッツカールトン東京 スイートルーム組子の写真になります。)
東洋経済さんのオンラインでもタニハタの組子が一部紹介されていました。
ぜひ書店で購入下さい。
長い正月休みもあっという間に終わり、本日から2016年度営業開始です。
朝 8時20分より社員全員で神棚に向かい拍手を打って、安全祈願。
会社の方針を話した後、皆で御神酒を一口だけ飲んで仕事を開始しました。
弊社は今年の2月で創業から57年を迎えますが、初めて「経営理念」を工場入り口に掲げました。
社長になって13年になりますが、正直若い頃はうちのような小さな会社には「経営理念」なんてものは不要とおもっていました。
組子が売れず目の前の壁を乗り越えるのに必死で、とうてい「人のために」「社会のために」という気持ちにはなれなかった、というのが正直なところでした。
しかし、社員、取引先、親戚、友人、そして家族・・・いろいろな人に助けてもらい、会社が少しずつ立ち直っていくうちに、うちの会社にとって本当に大切なものはなんなのか、組子を通じてこの世で何をするべきなのか、心の中から少しずついろいろな思いが浮き出てきました。
今回の掲げた理念はその「思い」を書き記したものになります。
まだまだ未熟な会社でありますが、姿勢だけは前のめりで・・
純白の旗の下、まっすぐに進む会社でありたいと思います。
1月1日 朝 タニハタの恒例行事 <機械や道具への御神酒かけ>です。
昭和34年の創業からかかさずに行っています。
(今年は19才の次男が担当です。)
約30分ほどの作業ですが、子供達も「気持ちがピリッとするね。」と一緒にやってくれます。
組子作業は刃物と一体になって行う仕事でもあります。
そのためにケガも多く、常に緊張感の中で仕事を行う必要があります。
感謝の気持ちをこめて「今年も職人達がケガをしないように・・・」
最後に皆で並んで機械や道具に向けて柏手を打ちます。
命がないはずのモノ・・・道具や機械、製品に魂を入れること。
今年も職人、家族 一丸となって行いたいと思います。
本年も倍旧のご支援のほどお願い申し上げます。
谷端 信夫
六本木にありますホテル<ザ・リッツ・カールトン東京>に組子欄間を約400枚納入させていただきましたが、その設置写真が届きました。
400枚のうち、スイートルームの組子は特別な仕様(上記写真)になっており、下記のコンセプトで製作いたしました。
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六本木ミッドタウン最上階の53階から見える情景。
東京の上空を流れる「雲」、そこに差し込む「光」をイメージしてデザインしました。
従来の組子を「静」とするならば、この組子は「動」をイメージしています。
日本としての”和”、インターナショナルとしての”洋”、和と洋がバランスよく共存する世界を組子の幾何学模様を用いて表現。
この部屋で滞在されるお客様に少しでも良いことがおきるように、日本では縁起が良いとされる吉祥文様「麻の葉柄」を中心に計8種類の古典文様を用いてタニハタの職人が製作いたしました。
材料は日本で最高の木材とされる<黒 神代杉>を主素材として使用。
他に秋田杉をアクセントに用いて製作しています。2千年以上の時間をかけてできあがった神代杉の質感、色みの素晴らしさを感じていただくために組子部分は「塗装」を一切施さずに製作しております。
作品名は「行雲流水」。
いろいろな方からたくさんのコメントもいただきました。
上記は親子菱になっている仕様です。
今年、一番記憶に残る仕事になりました。
チャンスをいただいたDesign Studio SPIN様に感謝です。
アジアデザイン賞の授賞式に参加するために香港まで行ってきました。
海外のデザイン賞は初めてだったので壇上にのぼるまで緊張しましたが、正面のモニター画面にうちの組子が映し出された瞬間は心が震えました。
大賞や金賞をみると、ただ綺麗で美しいデザインだけではなく、人が幸せになるデザイン(システム)に挑戦している会社が多いのが特徴でした。
小さい企業でもコンセプトを明確にして、実績をしっかりだすことが大切だと実感。
今回の受賞を通じてうちの会社の足りないところがたくさん見えてきて「まだまだやらなければならないことが多いなぁ・・」と反省しながら帰ってきました。
残念ながら同じブロンズ賞だったアップル社は参加されていませんでしたが、(一緒に写真を撮りたかったのですが・・)ニコンさんやアラクスさんと受賞式終了後、一緒に食事しながら情報交換できたのが本当に良かったです。
香港は今回初めてでしたが、アジアの親しみやすさとヨーロッパの文化、習慣が絶妙に混ざり合っている美しい文化都市でした。
自国の文化を大切にしながら、他国の文化のいいところを取り入れ、またそれを海外に向けて発信すること。
お互いに影響を受けながら国の文化は成熟していくんだなぁ・・と美しい香港の夜景をみて思いました。
今回受賞したタニハタの組子製品「アジアの吉祥文様~ Lattice Screens with Auspicious Omens Motifs」はアジアで生まれた18種の吉祥文様を集めた組子欄間シリーズになります。
古来、アジアでは縁起がいいとされる吉祥文様を用いて、室内装飾を行い、衣類などの日常製品を製作していました。
たとえば、「麻の葉文様」は魔除けの文様として生まれたばかりの赤ちゃんに麻の葉柄の産着を着せる風習が日本ではありました。
(中国や韓国も縁起の良いことを日本以上に重要視します。)
縁起の良い柄や模様、数字などを使った服、調度品、生活道具で少しでも悪いことがおきないように・・・人が少しでも「幸せ」になることを願った、作り手の思いが込められた昔のモノづくり。
そんなものづくりが少しずつでもまたアジアに広まるように・・
これからも職人達と頑張っていきたいと思います。
谷端
愛知県常滑市にあるINAXさんのタイルギャラリーに行ってきました。このギャラリーには、紀元前に作られたエジプト文明の頃のタイルから近代日本で製作されたタイルまで約1000点が展示されています。組子は幾何学模様の伝統意匠ですが、タイルも同じように幾何学模様の世界ということで以前から見学したいとおもっていました。
入場すると、入り口にお洒落なタイルが。 意匠の勉強になります。
エジプトで使用されたタイルを再現したものです。
(現物のタイルは別の部屋に展示してありました。)
水のない砂漠の国では青色は特別に思い入れのある色だそうです。
イスラム教は、仏教やキリスト教のように偶像崇拝しない宗教です。
しかし、神様の世界を人の手で表現したい、ということでモスク(寺院)に写真のような幾何学模様を使うようになったそうです。
話は変わりますが、今年はイスラム教の祈祷所(那覇の新国際空港)にタニハタの麻の葉組子が使用されました。
(麻の葉文様を使用しても特に問題ないようです。)
人が根源的に美しいと感じる文様は、世界共通のようです。
日本の組子が世界の平和に役立ってくれれば・・・そんな気持ちで製作しました。
日本のタイル(敷瓦)は6世紀に百済から仏教と共に伝来して寺院建築とともに日本中に広がったそうです。
「組子」と同じルーツですね。麻の葉デザインも使用されていました。
人の目に触れることがないタイルの裏側にも文字や意匠を施しこだわりのものづくり。。
当時のタイル職人の心意気に感動します。
蜀江文様や七宝紋など組子意匠にもある定番デザインを見つけました。
小さなドットで表現するタイル意匠。
弊社の絵語り組子でもできそうです。
本当に素晴らしいギャラリーでした。
ここ二ヶ月ほどの間にいろいろなメディアでタニハタを取り上げていただきました。
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11/5 読売新聞 および 北日本新聞
<2015年度アジアデザイン賞> ブロンズ賞 受賞記事
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11/5 雑誌 アエラ <富山市 by AERA>
富山のオンリーワン企業として三ページにわたり取り上げていただいております。
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10/30 雑誌 富山情報誌 ロカルちゃ!
表紙の写真に美術組子が使用されました。ページ内でも<魅せる!職人魂>として紹介いただいております。
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10/28 ラジオ番組「歌のない歌謡曲」
昭和27年にスタートしたギネス級のラジオ番組「歌のない歌謡曲」。
上質のニッポンの伝統工芸に触れる<Jコンセプトウィーク特集>ということでタニハタの組子を取り上げていただきました。
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10/22 ネット経済新聞
【勝手にECサイト分析】 タニハタ「組子らんま」/「合わせる」をやめ、強みをさらに磨く
http://www.bci.co.jp/netkeizai/serial/449
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9/28 NHK富山
ニュース番組「富山人」で「ザ・リッツカールトン東京」スィートルームに組子を設置した様子が放送されました。 (約10分)
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9/14~ ケーブルテレビ(富山県内各地域 二週間)
番組「富山かがやき物語」でタニハタの組子欄間が紹介されました。(約5分)
関係者の皆様 ありがとうございました。
飛鳥時代から続く日本の伝統木工技術「組子」で引き戸、欄間を製作する株式会社タニハタの「組子欄間 アジアの吉祥文様 18種」が、世界的なデザインアワード<アジアデザイン賞>でブロンズ賞を受賞しました。
なお、今回のブロンズ賞は当社の他にも日本からキヤノン、ニコンやヤマハなど大手メーカーが受賞しており、アメリカ・アップル社のiPhoneも同賞を受賞しています。
12月2日(水)に、香港コンベンション&エキシビション・センターにて授賞式典が行われ、当社からも参加する予定です。
アジアデザイン賞の詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。
参考資料
■Design for Asia Awards (アジアデザイン賞:以下DFA) は文化的視点、持続性、
伝統と技術、アジア社会への影響度 4つの観点で優れたデザインを評価する世界的なデザインアワードです。
DFAは2003年にスタートし、香港をアジア地域のデザイン拠点として位置付けるべく、世界中から多くのデザインの才能や企業が集結するデザインイベントに成長いたしました。
2015年のアジアデザイン賞(Design for Asia Awards 2015)は、世界24の国と地域から765件のエントリーがあり、185点が入賞しました。
■タニハタの 「商業施設用組子欄間 アジアの吉祥文様18種」とは?
日本およびアジアの「吉祥文様」でデザイン構成された組子欄間。
大量生産による利益優先のモノづくりがアジアに蔓延していますが、昔のモノづくりのように
作り手が、製品を使う人の幸せを織り込んだモノづくりを思い出し、またアジアに広まってほしい、というコンセプトからこの製品は製作されています。
これからも日本の伝統技術の素晴らしさを世界に向けて発信していきます。
職人達で組子設置現場(東京)に行ってきました。
過去に納入した現場(スカイツリー、KITTE、叙々苑、リッツカールトン・・)や目黒雅叙園やジブリ美術館など職人や伝統に関する場所もまわってきました。
かなり欲張って予定を組みましたので、帰りは疲れ気味でしたが、お嫁に行った娘達をみた親のような思い(!?)で帰りの新幹線は、皆安堵の表情でした。
工場の中だけではわからないこと、イメージできないことも多く、やはり製品納入後の現場をみてまわることは、ものづくりするものにとって大切なことだなぁと痛感しました。(コストはかかりますが(^^;)
取引先の方達ともいろいろな情報交換ができて、本当に充実した出張でした。
皆様に感謝・感謝です。
横浜にあるお寺を「組子」で表現した欄間施工写真が届きました。
「お寺の風景画」というと重厚な感じをイメージしますが、「組子」でお寺を表現するとさりげない感じで、洋風な場所にも違和感なく溶け込みます
照明の使い方も素晴らしいです。
物件名:横浜 願成寺様 休息所
設計デザイン:トリノグラフ様
この現場のように最近、欄間を設置する住宅、施設のまわりの風景を「組子」で表現してもらえないか? という問い合わせが増えています。
自由に絵を描くように、具象的な文様、絵柄を組子で表現する「絵語り組子」と名前をつけてタニハタでは製作してします。
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神代杉とは?
縄文時代~弥生時代に自生していた杉が、火山活動などにより、石灰など土の成分を吸収して数千年単位で生きたまま腐らず埋まっていた木
(神の御代から眠る杉)をいいます。火山活動の多い日本ならではの木材であると言えます。
数千年の時間をかけて自然に出来上がったその渋味のある色調は、わび、さびが求められる日本の数寄屋、工芸品などに使われてきました。
神代杉には茶色の「茶神代」と濃い灰色の「黒神代」の二種類があり、黒い色ほど高価なものになります。
(神代杉は日本で最も高価な木材です。)
タニハタの組子「商業施設用組子らんま全18種」が、経済産業省のクールジャパンによる地域活性化の推進プロジェクト『The Wonder 500(TM)』に選定されました。
今回選ばれた「商業施設用組子らんま全18種」は、バイヤーやメディアが参加するイベントで紹介され、9月のパリを皮切りに香港や台湾、ニューヨークなどの海外でもPR活動が行われます。
【The Wonder 500(TM)とは】
経済産業省事業として、全国から海外需要を獲得しうる全国各地の魅力的なものづくり・食・観光体験を発掘し、将来的な海外販路開拓に向けて国内ネットワークの拡大や海外PR・マーケティングを支援することで、地域や中小事業者等の活性化を図ります。
未知なる驚きという意味を込めた共通ブランド「The Wonder 500(TM)(ザ・ワンダー・ファイブハンドレッド)」は、こうした取組を通して、クールジャパンによる地域活性化を推進するプロジェクトです。
【タニハタ「商業施設用組子欄間 18種」とは?】
アジアで生まれた18種の「吉祥文様」でデザイン構成された商業施設の利用を目的とした組子間仕切り。
釘を使わずに組子職人が組み上げており、全て現場寸法に合わせて作り上げます。
駅や空港、ホテルなど人が多く集まる大空間にも設置可能で、気軽にアジアの伝統意匠の素晴らしさを感じてもらえる製品です。
先月、イタリアにお送りした大判サイズの組子欄間設置の写真が届きました。
別荘の庭側にあるガラス(ファサード)に設置されました。
写真の組子欄間は雪見障子のように上下に動き、部屋の中からお庭や湖の様子が見られるようになっています。(上下に動く機能はイタリアの大工さんが行いました)
お客様はイギリスにお住まいの方で、打ち合わせにかなり時間がかかりましたが、その甲斐あって記憶に残る現場になりました。出来上がりの組子を見て、イタリアの人たちに「鳥肌が立つぐらい美しい」と、絶賛されたそうです。施主の方にも大変喜んでいただきました。
作品は抽象柄にみえますが、別荘の前にある湖をイメージして組子のデザインをしています。
海外の仕事が増えていますが、今回のように組子欄間(製品)からアート作品にどんどん作るものが変化してきています。技術以外にも高度なデザイン、提案力が必要になってきていますが、職人達全員でレベルアップしていきたいと思います。
「角麻デザイン」は昨年、弊社の規格組子18種のひとつとして新たに追加した文様ですが、今年はこの「角麻デザイン」の引き合いが特に多くなっています。
菱系組子とは、また違った日本的な美しさがありますね。
6月にカナダのデザイン事務所のお客様からご注文をいただき、先々週、カナダに向けて出荷させていただきました。
早速、写真と共にお便りが届きましたので紹介させていただきます。
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昨日無事届き本日早朝取り付けに行ってきました。
素晴らしいものでこちらも皆感動しております。
携帯で撮った写真の為あまり映りが良くはないのですが添付致します。
今後共何卒宜しくお願い致します。
納入先 *K.O.S.DESIGN INC.*
先日製作させていただいた組子欄間・三種帯組分欄間の設置写真(和食店)が届きました。
背面から照明を当てて綺麗な感じで組子が浮かびあがっています。
特に「照明を欄間に当ててください。」と当社でPRしているわけではないのですが、
最近は皆さん、組子欄間の使い方をわかっていらっしゃる方が多い(勉強されている?)ので販売する方としては、逆の勉強になることが多いです。
背面だけではなく、下写真のように正面から光が当てると欄間の木の質感やら色みがしっかりでてくるので、それはそれで組子の良さを満喫していただけると思います。
光の加減、使い方により組子の表情は大きく変わります。
組子を上手に使うには「光」がとても重要な役割を果たします。
これから使用される方は参考にしていただければと思います。
設置先
和食 万松様
住所 〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3-27-8
電話番号 052-241-2914
小学生(2年生)15人が工場見学に来ました。
組子製作に挑戦してもらいました。
「小学2年生?作ってもらうのは、この程度の組子でいいかな?」と思って準備していたら
あっという間に組み上げてしまいました。(すごい・・)
その後、質問タイム。
「一番作るのが難しい組子はどれですか?」
「1日にどれだけの組子を作りますか?」
「一番価格が高い組子はどれですか?」
ん~~~ 本当に2年生?
大人のような質問にこちらもたじたじ。。
最近は、「環境」についても関心が高いので工場の節電状況やおがくずの利用法、天然木材の伐採など
組子のこと以外にも大切なことをお話しさせていただきました。
いろいろ教えているつもりが、逆に子供達から大事なことを教えてもらっている感じ。。
すべての人に感謝です。
(小中学校・教室単位での製作体験は、「無料」で対応しております。)
金沢にあります「金沢市福祉ボランティア連絡協議会」の方々約30人が組子製作体験に来られました。約一時間半ほどでしたが、組子のこと、富山のものづくり、海外での伝統工芸の現状などいろいろお話しさせていただきました。
もちろん、組子製作体験、工場見学もしていただきました。
皆さん思った以上に喜んでいただき、当社としても改めてものづくり体験会を続けていきたいと思った次第です。
皆様 ありがとうございました。
環境に負担をかけないモノづくりをめざそう、ということで今年3月末から工場屋根に設置した太陽光パネルの発電状況を調べました。
5月の発電量4875KWhに対して、工場での電力使用量は5760KWh。
工場すべての電力をソーラーで発電した状況ではありませんが、5月は全使用量の約85%を占めるに至りました。元々、手仕事が多い仕事ではありますが、もう少し節電を頑張れば発電量と使用量は同じになります。
ちなみに当社では電力デマンド監視サービス(下記)を導入しております。
これは監視モニターで、常に工場内の電気使用量が確認できるサービスで、設定した数値以上に電力を使用した場合、工場内に警報が鳴り響きます。
これを使用することで、無駄な電力を使わなくなり、職人達に節電の意識が芽生えました。
(タイムカードの横に、この監視装置と太陽光発電管理画面を設置して、だれでも確認できるようにしています。)
ちなみにこの機械で調べたところ、工場で一番たくさん電力を使う機械は集塵機でした。
当社の場合、 全電力の50%以上を占め、この対策を施すことで大きな電力削減につながりました。
(節電の方法は、毎日仕事が終わった際に、各機械の集塵口を閉めてから帰ること。
朝礼当番がこれが徹底されているかどうか確認すること。たったこれだけで2割ほど電気料は安くなります。木工機械を多く保有している工場ほど効果が大きいはずです。同業者の方はぜひお試しください。)
3月末発電を開始してからCO2削減量は<5871kg-Co2>。
石油に換算すると2641L分、
成木にすると418本分の木に相当する値になります。
社員ひとりひとりが節電の意識を継続して持ち続けることで、必ず効果がでてくると実感するようになりました。 地道に続けていきたいと思います。