タニハタブログ Blog

組子らんまを作る会社<タニハタ>の日々の出来事、その思いをブログで綴ります。

福井・あわら市から組子体験

福井県あわら市から中小企業経営者の方々30人が来社されました。
建設業、製造業、サービス業・・・様々な業種の社長さん達です。
(一度に30人は今年の記録です。)

朝10時当社に到着されましたので、多分家を出発されたのでは朝5時台・・・お疲れ様です。。

いつもどおり、タニハタのこと、日本のものづくりのこと、国産材のこと・・いろいろお話しさせていただきました。
もちろん最後は「組子体験」。
麻の葉柄の組子を組んでいただきました。
前回のときも感じたのですが、福井の方々は、本当に手先が器用だなぁと感じます。越前打刃物、越前和紙 、越前漆器 、越前箪笥 などの伝統工芸から眼鏡や電子部品などの産業までモノづくりに長けた会社が多いからでしょうか。

皆さん、感心するほど手際よく組み付けされていました。

本年度分の組子体験会はこれで終了ですが、来年もまた地道にやっていきたいと思います。
ご縁に感謝です。福井県あわら市から組子体験

富山商工会議所から組子体験

富山商工会議所から合同視察ということで18名の経営者の方々が来社されました。
昼ご飯を食べた後の午後13時30分・・・ということで(眠くなる時間ですね)いきなり組子製作体験していただきました。

有名な会社の経営者の方々・・ということで、こちらも少し緊張しましたが、皆さんざっくばらんな気さくな方ばかりで、私も楽しくお話しさせていただきました。

最後に「楽しかったーっ」とにっこり笑っていただき、心から嬉しく思った次第です。
ものづくり、日本の伝統工芸、木材の素晴らしさを伝えること・・・続けていきたいと思います。

ご縁に感謝です。

射水商工会議所で講演

射水商工会議所 製造部会で講演をさせていただきした。
高校野球で有名な「新湊高校」のすぐそばです。

テーマは
「インターネットが蘇らせた伝統工芸」
~ITを武器にものづくり復活を目指す零細企業の生き方~

私と同じ「製造業」の方が多く、講演の内容もITよりもその内容が中心になりました。

なぜ日本人はものづくりに向いている民族なのか・・

先日、行った「正倉院展」「法隆寺」「エジプト展」「京都御所」「紫禁城」などから感じたこともお話しさせていただきました。
(いつもより熱が入りました。 こういう話しになると止まりません。(^^;)

春に放送されたNHKさんの番組を見られた会員様からのご指名でした。
ご縁が繋がっているんだなぁ・・と感じた次第です。
ありがとうございました 。

タニハタ講演 インターネットが蘇らせた伝統工芸

大判組子製作のための木工機械を導入。納期の短縮をめざします

最近の傾向として「組子」をホテルや空港、美術館などの大きな商業空間で使用されるケースが増えてきています。オリンピックや北陸新幹線開業に伴いこの傾向はまだまだつづく感じです。
引き合いをいただくことはありがたいことなのですが、それに伴い納期が遅れ気味になったことが最近の悩みの種でした。。
(繊細な意匠の組子を大型にすることは、かなりの製作手間がかかります。。)

そこで大きな絵画のように 組子を飾りたい・・というお客様のために大判組子の表面を綺麗に仕上げることができる機械設備を導入しました。

今までは職人の手により数時間かけて作業していましたが、これらの機械でかなり時間短縮することができます。

もちろん大型組子に限らず、従来のサイズの組子にも使用できますので全体に納期を短縮することができます。壁面装飾、店舗装飾、光壁 製作のための木工機械を導入

組子は半分手作りのような仕事だから納期は遅れて当たり前・・・では、組子の未来はありません。
手作業(アナログ)と機械(デジタル)の良いところを織り交ぜながら、これからの時代に合わせたモノづくりを柔軟に行っていきたいと思います。

「蜀江文様」のルーツについて

中国・四川省成都から工場見学・組子製作体験に来られました。
(旅行関係のお仕事されている方達です。)

成都は三国志時代、劉備や孔明のいた「蜀」の都になった場所で、米国の雑誌「フォーブス」では「今後10年世界でもっとも発展する都市のランキング」一位に選ばれるほど活力にあふれた地域です。

私達のつくる組子の文様に「蜀江」という文様がありますが、これは蜀で生産された錦の文様が由来の意匠で、日本最古の建築物・法隆寺伝来の宝物にもそれが見られます。
ちょうど蜀江文様の組子仕事をしていたのでそれを見てもらいました。

「皆さんの地域で生まれた文様ですよ。」とお話しすると皆驚いた表情をされました。地域や時間を超えて人と人が「組子」で繋がる瞬間が本当に嬉しいです。

「組子を通じて日本の技術、意匠、木材の素晴らしさを世界に伝える」ということを忘れず、地道にPRを続けていきたいと思います。

中国・四川省成都から組子製作体験に来られました。

日本一美しい工場

有機味噌で有名な福井の「マルカワみそ」さんが、工場を新築されたというので行ってきました。
約400坪ほどの土地に建つ日本的な大きな瓦屋根の工場・・・それは私が今まで見たあらゆる工場の中で一番美しく立派な工場でした。心から感動しました。

日本でも味噌汁を飲む人は年々減っているようですが、そういう環境にも負けずに常に新しい味噌の世界に挑戦しつづける河崎紘一郎さんを見ていると日本の食文化もまだまだ大丈夫・・・という気持ちにさせられます。本当に素晴らしい!

業界は違いますが、陰ながら応援しております。

味噌にヴィバルディを聞かせると美味しい味噌ができるそうです。
帰りに一つこの味噌を買いました。

テレビ番組「こころ百景」再放送

今年の2月に放送されたテレビ番組「こころ百景 富山の組子細工」(ケーブルテレビ富山)が11月に再放送されます。

前回放送された分に新規で撮り直しされた分が加わり、再編集版として放送されるそうです。
本日、テレビ局の方が撮影に来られました。

タニハタ 組子職人のものづくり

前回同様、90回放映されます。
当社の最高齢職人 林邦明(73才)を中心に番組が流れていきます。
(林の評判が良かったようです 。 ^^)

富山の方はぜひ一度ご覧ください。

組分柄(くみわけがら)の組子障子戸について

お客様からいただく最近の見積もり傾向として、ひとつのパネルの中にいくつかの組子柄を入れ込む「組みわけ柄」の引き合いが増えています。

ひとつの柄だけをベタに入れるよりも華やかな雰囲気に仕上がり、空間を華やかな雰囲気で彩ることができます。
もちろん、手間・コストもかかりますので、住宅の中すべてをこの引き戸にすることは現実的ではありませんが、リビング入り口や和室の引き戸などお客様をもてなすお部屋前に設置されるだけでも家全体の印象も大きく変わるので、当社としてもおすすめしております。

12月完成予定の新組子カタログには、この引き戸もタニハタの規格商品として追加する予定です。 ご期待ください。

三種組分柄の組子障子 木製建具 障子戸

ものづくりの楽しさ、日本伝統の美しさ、国産材の素晴らしさを伝えること。

今日、朝から富山市の小学生達が組子製作体験にやってきました。

その中の五年生の子が
「僕、小学二年生の時にここに来て格子を作ったんだよ。
その時の組子が僕の家にまだある。今日楽しみにしてきたんだよ。」とにっこり話してくれて猛烈に嬉しくなりました。

こういう活動はすぐには結果・答えがでないことではありますが、長い時間をかけて続けていくべきことのひとつだなぁ・・と思いました。

ものづくりの楽しさ、伝統意匠の美しさ、日本の木材の素晴らしさを伝えること。
時間をかけてあわてずにじっくりやっていきたいと思います。

小学生の組子体験 タニハタ

建築における格子<grid tower>の魅力

金沢駅構内のお店に当社の組子が使用されたというお話しを聞いて久しぶりに金沢駅に行ってきました。(富山駅から特急で約40分ほどです。)

金沢駅前 建築における格子 grid tower
JR駅前は石川県の「伝統」をイメージしたと言われる木製の格子「鼓門」があり、その威風堂々とした門構えに長い時間をかけて作られた伝統の重さ、この町の自信や威厳を感じました。

米の旅行雑誌で、「世界で最も美しい駅」の1つに選ばれているとのことで伝統と現代建築が溶け込んだ素晴らしい駅だと改めて感じた次第です。

来年3月に開業する北陸新幹線で石川、富山が脚光をあびていますが、北陸全体で考えるとやはり金沢の集客力に期待したいところです。(富山が通過点にならないように頑張らねば!)

ちなみにこの金沢駅はじめ東京スカイツリー、東京タワー、エッフェル塔など世界の有名な建築物は「格子の塔~grid tower」になっていますが、建築の強度を出すという用途以外で考えてもこの「格子」文様というものが、人を魅了する不思議な力があると感じております。

(中国の紫禁城・大和殿や台湾の中正紀念堂をみたときも痛感しました。)
格子製作をする会社として、また世界中の格子建築物をブログで紹介していきたいと思います。
写真  板尾甘露堂様 麻の葉欄間

千本格子の組子でギターアンプ

お客様から「組子でギターアンプ作りました。」とお写真が届きました。(福岡O.T様)
とても可愛い感じのアンプで私も写真を拝見して嬉しくなりました。
スピーカーの前面に七宝組子を入れたい、というお話しはたまにいただきますが、ギターアンプは今回初めて。
多分、かなり苦労されたと思いますが、これもまた伝統工芸の新しい方向性ですね。
お客様からいろいろな使い方を教えていただいております(^^)

千本格子の組子でギターアンプ製作 七宝柄

ものづくりにおける「音」の大切さ

富山のラジオ番組「でるラジ」(KNB)に生放送で取り上げていただきました。
組子は意匠・デザイン製品なので「音」のみで聞いている人にその良さが伝わるのかな?と思いましたが、放送を聞いた方から「現場の荒々しい音も聞こえて、生のものづくりの雰囲気が出ていて良かったよ!」という感想をいただきました。

モノヅクリは「音」が重要で、職人という字は「耳」「音」「人」と書きます。
昔の職人は「先輩の仕事をする音を聞いて作り方を覚えろ!」と言われて技術を習得しました。

「ガンガン」「トントン」「ギコギコギコ・・」

五感を研ぎ澄まして仕事すること・・・大切ですね。

富山県で最も有名なアナウンサーの一人 鍋田恭子さんと最後に記念撮影。
取り上げていただきありがとうございました。
富山のラジオ番組「でるラジ」(KNB)記念撮影 谷端

西城秀樹さんのリフォーム番組

BS放送に「ヒデキの感激!NEXTハウス」というリフォーム番組があります。
西城秀樹さんが MCで、いろいろなリフォームの仕方を紹介していく番組です。
その番組で当社のミニ組子が取り上げられます。

番組予告によりますと 造形デザイナーの方が京町屋風の空間に仕事部屋を改良されるそうで、そこに当社のミニ組子を使用とのこと。

(当社の組子を見て 「ヒデキ、感激~!」と言っていただけると嬉しいです!?)

和風のリフォームに興味のある方はぜひ放送をご覧ください。

9月13日 土曜日PM18時

北欧スウェーデンから組子工場見学

スウェーデンから女性建築家の方が来社されました。
キャビネットの扉部分に組子を使用したいとのこと。
いろいろな組子を見ながら、打ち合わせさせていただきました。

今から京都に行くそうです。
すごいパワフルで圧倒されました。。

スウェーデン、北欧の企業というと「H&M」や「イケア」が日本では有名ですが、インテリアの観点で見ても木材の素材の生かす製品が多いので、日本人と好みが似ているのかもしれません。

今回来られたお客様の反応を見ても、そんな感じがしました。

地球の裏側の北欧から、わざわざ富山まで商談に来ていただいて心より感謝・感謝です。
北欧スウェーデンから組子工場見学。女性の建築士が来社

中国・北京で組子のルーツを探る

中国・北京に行ってきました。
当社が生業としている「組子」技術は飛鳥時代に仏教(寺院建築)の伝来と共にそのベースとなる木工技術も共に入ってきたと考えらえています。
しかし、現在残っている数々の組子文様は、どこからどこまでがその影響を受けているのか・・書物の中からしかよくわからない・・というのが本当のところでした。

昨年、台湾の国立故宮博物院で数々の宝物の文様をみたときに、この宝物が実際に使用されていた建築部分(歴代の皇帝が住んでいた紫禁城)も自分の目で見てこなければ・・と痛感。あれから10ヶ月経過してやっと実現しました。

そういう訳で、紫禁城、明の十三陵など世界遺産の数々(古い文様やデザイン、格子の数々)を見てきました。

中国・北京で組子のルーツを探る 谷端信夫

有名な天安門広場は、紫禁城の正門です。
先日、テロ事件があったせいなのか、かなりの警戒態勢です。
(私の左肩にもその文字が・・)

ここに向かう地下鉄や入り口など、何度もセキュリティチェックがありました。
(表情が険しい・・)

最初に・・中国一の木造建築、「大和殿」。
重要な政治的な儀式はここで行われました。
映画「ラストエンペラー」でも印象的にこの場所が使われていましたね。

ちなみに中国で縁起の良い色はというと・・・
「黄」天子を象徴する色
「緑」は中国国家の色で、元気、健康
「赤」は慶事の色
上記になり、王族が住むここの建築物にもこの色が主に使用されています。

中国の古い建物(宮殿や寺院)の屋根には上のような「走獣」という魔除けの飾りがついています。
動物の数は建物の格式が高くなるほど増えていきます。
中国で一番数が多いのは太和殿の10匹だそうです。

排水溝です。口から水が出ます。現代の味気ない雨といよりはよほど洒落ています。

いろいろな場所で動物の飾りをみることができますが、「魔除け」という意味が大きいとのこと。
(うっかり見逃しそうな・・人間くさい・・作り手の思いがこもっている隅々のこだわりに私はとても惹かれます。)

故宮は何度も大火災に見舞われているので、あっちこっちに大きな水瓶がありました。

日時計。
昔は皇帝だけが全国標準時間を決めることができたそうです。皇帝の正当性のシンボルでもあります。

いろいろな格子を見ることができました。
縁起の良い亀の甲羅(亀甲)模様。

 天井格子  建物全体の強度を保つ機能もありましたが、権威の象徴でもありました。

子をあやす雄の獅子。微笑ましいですね。
獅子は皇帝の尊厳や権威を表すそうです。
親子獅子をみて、うちで飼っているネコ達を思い出しました。
(うちの猫に権威は全く感じられませんが。。)

「龍」は皇帝を意味します。
 瓦のひとつひとつに龍も文様が。。
皇帝がかぶる冠にも龍の細工が。

天井にも大きな龍。。

古来の中国では、「民(一般人)」はこの龍の模様を使用することが許されませんでした。
(使用すると死罪でした。)

昨年、台湾の国立故宮博物院で聞いたのですが、皇帝が使用する龍の爪の数は「5本」。しかし3本なら民間人にも許されたそうです。

3本爪の龍は、「龍」と見られなかったようでして。
ちなみに日本の龍は「3本爪」です。。。(韓国は4本)

「項羽と劉邦」がテレビドラマで放映されていますが、漢(2200年前)の初代皇帝「劉邦」は龍の生まれ変わりと言われました。この劉邦の頃から皇帝=龍を意味するようになったとのことです。

この頃にできた龍のデザインは、現在使用されている龍とほぼ同じ。
角は鹿、耳は牛、目はウサギ、頭はラクダ、胴は蛇、ウロコは鯉、足は虎、爪は鷹・・
これが龍の本仕様(!?)だそうです。

玉座や王冠、衣服・・皇帝の身につけるもの、使用するものすべてに「龍」が施されていました。

「龍」が皇帝を表すなら皇后は「鳳凰(鶴に似た架空の鳥)」。皇后が使用する場所や道具には「鳳凰」の柄が使用されました。

紫禁城の中で皇帝、皇后、側室など皇族が私的生活をする場所を「内廷」と言います。
ここに来るまでは木々などがほとんどなく、少し殺伐した感じだったのですが、
「内廷」に入ると木が豊富に植えられており、一息つきました。

(やっぱり木は人間にとってなくてはならないものですね。)

皇帝が使用する道具はおかかえの職人が製作したのですが、いい加減なものを作ると簡単に
死罪になったそうです。
命がけのモノヅクリ。。

緊張感のある素晴らしい作品が残っている本当の理由かもしれません。

ちなみに中国雑伎団のショーも夜に見ました。
人間業と思えないような、ショーの数々に本当に感動しました。

帰りに中国のガイドさんから
「こういうショーをやらせたら今、世界一なのは中国ではありませんよ。
北朝鮮です。向こうは命がけですから。。」
という言葉を聞きました。

「命がけ」の技術習得・・。
日本のモノづくりはどうだろうか?
帰りの飛行機でいろいろ考えながら帰ってきました。

新潟・三条市の「中小企業大学校」でものづくりの講演

新潟・三条市に「中小企業大学校」(独立行政法人 中小企業基盤整備機構:国が全額出資)中小企業向けのセミナー施設があります。
そこで 講演させていただきました。

セミナーに参加されているほとんどの方(経営者、IT管理者等)が、この施設に泊まりがけで研修にきている方ばかりで、話しをする側もいつも以上に熱が入った感じになりました。

20年以上経過している施設とは思えないほど、素晴らしい研修施設でいつか私も研修を受ける側としてまた参加したいとおもった次第です。

関係者の皆様、いろいろお世話になりました。
感謝。

テレビ番組「モノヅクリ その先へ」

富山のモノヅクリに関わる会社を毎月紹介しているテレビ番組「モノヅクリのその先へ」(北日本放送さん)に取り上げていただきました。

約10分ほどの時間でしたが、納入させていただいた日本料理店の内装や2015年発売予定の新製品のことなど製造工程以外のこともいろいろ取り上げていただきました。

日曜日のお昼の番組ということもあり、放送後「テレビ観たよ~」という電話やメールをたくさんいただきました。またテレビを観た他のマスコミ関係の方から取材の申し込みをいただきました。
北日本放送さん ありがとうございました。

テレビ番組「モノヅクリ その先へ」 タニハタ

組子欄間「三種組分柄」中東レストランに納入しました。

当社の欄間デザインの種類の中に「三種組分柄:さんしゅくみわけがら」というものがあります。
桜・胡麻・麻の葉の三種類デザインをパネル全面に散りばめて組み分ける仕様で、空間に華やかな印象を与えることができます。

最近は、この三種組分柄の引き合いが多く、いろいろな場所に使用されています。下記の写真は、中東のレストランで使用される欄間です。

組子欄間「三種組分柄」 店舗装飾、壁面装飾下記は、中国地方のリゾートホテルで使用される組子欄間です。


細かな納まり、繊細さが売りの組子技術ですが、組子の入れ方を工夫することでダイナミックに表現することが可能です。

赤沢自然休養林で木曽ヒノキをみてきました。

若手職人達と長野県へ研修に行ってきました。

長野市で全国建具展示会があるということで、職人達と行ってきました。
たくさんの建具展示品が並んでおり、技術的にも高度なものが多く、うちの職人達も
目を輝かせて作品を見てまわりました。
やはりこういう研修は、定期的に続けていく必要があるなぁ・・と職人達をみて感じた次第です。

全国建具展示会 長野

午後からは、国産木材の最高峰「木曽檜」の森 赤沢自然休養林にいってきました。

表面が鱗のようにポロポロ剥がれているのが、檜の特徴だそうです。

ちなみに森に入る前は、蒸し蒸しして不快指数がかなり高かったのですが、森を散歩し始めると・・・スッ~~と心と体が洗われていく不思議な感じ。。

富山県に住んでいるので、「森」に入るのは珍しくはないのですが、この森は特別にイオンが多いのかもしれません。

(この森では森林セラピーということもやっているそうです。)

映画「火天の城」では職人の西田敏行が、織田信長に命じられて安土城築城に使う太い檜を探しにこの森に入りますが、当時は黙って木を切ると死罪になることから、「檜一本、首一つ」と言われたそうです。
死にものぐるいで木曽檜の良材を探している姿が印象的でした。

武士も職人も命がけだった時代ですね。。

(なぜか血がたぎります。。)

途中、ベンチに座ろうと輪切りにした木材の年輪をみてびっくり!
とても細かい木目。
(写真ではわかりにくいですが。。)

良い木材に囲まれると、不思議と笑顔が出てくる普段寡黙な職人達。

素晴らしい研修旅行でした。

金沢から組子体験

金沢で室内装飾関連のお仕事をされている会社の方々(17名)が、組子製作体験に来られました。2年前に金沢市で講演させていただいた際に、聴講されていた方が私の話しの内容を覚えておられて、そのご縁で来社された次第です。
(ご縁に感謝 感謝です。)

工場の工程がかなり詰まってきましたが、時間の都合がつく限り組子製作体験は続けていきたいと思います。

ものづくり 富山 工場見学

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