タニハタブログ Blog

組子らんまを作る会社<タニハタ>の日々の出来事、その思いをブログで綴ります。

タニハタが元旦に行うこと。

2009年 タニハタが元旦に行うこと。

全ての木工機械に御神酒を献げます。

(創業以来50年続けています。 今年も行いました。)

1台1台

職人が無事に、安全に作業ができるように・・

お客様が喜ぶいい製品ができるように・・

祈念しながら、機械に感謝の気持ちをこめて
御神酒を献げます。

今年も雪が降り、息が凍るような寒い中の行事になりましたが、
二人の息子も厳粛な面持ちで工場の中を回っていました。

未だにこんなことをやっているの?

ブログを見た人から言われたこともありますが、
会社が存続する限り、続けていきます。

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2008年 タニハタの仕事納めでした。

2008年 タニハタの仕事納めでした。特に大きなトラブルもなく無事1年を終えることができました。

職人仕事の地味な業界ですので特に大きなニュースもありませんでしたが、若い組子職人が育ってきているのが嬉しい限りです。

数字的にはインターネットからの注文が全売上げの七割ほどを占めており、来年はもっとこの割合は高くなるとおもいます。

2000年からネット販売を始めていますが(楽天出店2000年12月)、最近では「タニハタ」の社名で直接検索して入店される方もかなり多くなり、「タニハタ」の知名度がかなり上がっていることも嬉しい出来事です。

また、高度な技術を必要とする組子仕事も最近ではかなり増えており、戦後最大の不況と言われるなか、数字、仕事内容共に満足した結果で終われることは本当にありがたいこととおもっております。

来年は創業から50周年にあたる記念すべき年。

たくさんの方にこれからも支持していただける会社になれるよう社員一同頑張っていきたいとおもいます。

1年間、本当にありがとうございました。
それでは皆さま 良い年をお迎えください。

谷端 信夫

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講演のご案内

11月12日 「とやまIT経営クラブ」のセミナーで講演をします。
インターネットで欄間や間仕切りなどの商品を販売して9年経ちますが、過去にあった事(失敗談や感動した出来事)、これからのタニハタの方向性をお話しさせていただきたくおもっております。
もし当社に興味があるようでしたら下記で申し込みを受付しておりますのでご確認くださいませ。

※とやまIT経営クラブは、富山県総合情報センターさんが主催されています。
富山の経営者の方々の集まりです。

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日 時  2008年11月12日(水)16:00~18:00
場 所  タワー111 4F スカイギャラリー

受講料  無料
講 演 「ITで活かす職人の技 ~これからの伝統工芸のカタチ~」
講師:株式会社タニハタ   代表取締役社長 谷端 信夫
ITコーディネータによるワンポイントセミナー
講師:NPO法人ITコーディネータ富山   理事 梶野 達也氏

定員  50名(定員になり次第締め切り。)
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とやまIT経営クラブ 事務局 宛
TEL:076-432-0224
FAX:076-433-5791
E-mail:it-ouen@toyama-tic.co.jp
担当:富山県総合情報センター

桜柄の組子間仕切り製作中。

商業施設向けの組子間仕切りを40枚ほど製作中です。

サイズはかなり大きなサイズになりますが、(1枚 約4平米ほど)デザインが「桜文様」でかなり手間のかかる意匠です。職人全員でいろいろ考え工夫しながら製作している姿を見ると頼もしくおもいます。

来月中旬にはオープン予定(大阪)ですので設置完了したらオーナーさんの許可を得て、ブログで告知したいとおもいます。

年末にかけて変わった仕事が目白押しです。
頭をフル回転しながら対応していきたいとおもいます。

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小学生の伝統工芸見学および体験会

近くの小学校から子供達がやってきました。
小学1年~6年生まで50人ほどの子供達が「組子」や「木」について勉強していきました。

(杉材による花粉症のこと、環境問題についても少し話しをしました。)

15分ほどかけて実際に「オサ組子」も組み付けてしてもらいましたが、最初はおしゃべりしていた子供達も組み始めると無言になって作業をしていました。(組み付けた作品はおみやげに持っていってもらいました。)

自分で作業をしてみてその仕事の大変さがわかったのでしょうか。
最後に職人達が仕事をしている様子を見て「スゴイ!」「素晴らしい!」を連発してくれました。

どんなに口で「伝統技術、日本の木材はすばらしい」と叫んでも、やはり体験してもらわないとちゃんと理解してもらえませんね。
これからもコツコツ体験会を行っていきたいと思います。

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大判の格子間仕切りの海外配送につきまして。

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大きなサイズの木製格子間仕切りを作ることが多くなりました。

上記のサイズは長さ4メートル近くあります。

このくらいのサイズになりますと通常の運送会社で運ぶことはできません。
チャーター便や特別に契約した運送会社に依頼する方法になります。

先日 「大判サイズの組子を海外(ドバイ)へ発送していただけないか?」というお問い合わせがあり、さずがに対応に困り、(いろいろ運送会社を探しましたが見つからず) 丁重にお断りさせていただきました。

海外配送の場合、国によりスムーズに行かないケースも多いです。。

大型欄間の海外発送をどうするか・・・ 当社の課題でもあります。

タニハタの新宿組子ショールームのご案内

グーグルの新しい機能に「ストリートビュー」というものが追加されました。

これは通行者の目線で建物などを観ることができる無料の機能です。

東京の主な道路を歩いていろいろ観光スポット・お店などを移動しながら観ることができます。(建物の外観だけですが・・。)

疲れないし、時間も掛からない、子供一人でも東京めぐりをできるので安全、とてもいい無料サービス。

試しにタニハタの商品が展示してある場所を検索してみました。

・タニハタ 組子ギャラリー(茶色の建物 1Fです。)
http://maps.google.co.jp/maps

今までお電話で
「東京のギャラリーの行き方がわかならい」
「何か目印は?」とお電話をいただくことが多かったのですが、これで解消されそうです。

今は都市圏だけですが、いずれは地方都市版もできるみたいです。

以上 無料東京ツアーのご案内でした。(ギャラリーにも来てくださいね。)

子供といっしょにホタルイカをとりました。

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富山湾ではこの時季、ホタルイカの身投げや蜃気楼などいろいろな現象を見ることができます。
こどもといっしょに早朝釣りにいったところ、たくさんの人が水際でホタルイカをとっていたので、魚釣りからホタルイカ取りに変更しました。

水際では生きたホタルイカが手づかみでも取れるくらいたくさん。30分もあればバケツにいっぱいとれます。

昔、富山では「松イカ」と呼ばれていたそうです。理由が「松の肥料にするくらいたくさん取れたから」だそう。

ネーミングひとつで製品の印象も大きく変わりますね。今では富山を代表する名産品です。
家族で美味しくいただきました。

NTT系雑誌「テレコム・フォーラム」に取り上げられました。

NTT系のIT雑誌「テレコム・フォーラム」にタニハタの取り組みを掲載いただきました。
インターネットを使って最近は和風の高級欄間・建具が売れるようになり、日本の伝統産業が情報化でよみがえった、という記事内容になっています。

伝統工芸品が売れずに苦しんでいる会社は多いですが、少しでも参考になればとおもっております。

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新しい組子障子、千本格子引き戸を販売いたします。

和風組子カタログの完成間近です。

最近の住宅では、和室建具(襖・障子)は安い量産品が普及しているという現状。。。
タニハタでは和風建具(引き戸)がもっと現代の空間に活用されるよう、新しい組子障子の販売に踏み切ることにしました。

カタログ完成まで1ヶ月を切りました。もうしばらくお待ちください。

(写真はマンション和室用の千本格子引き戸です。)DSC07773.jpg

和風パスタ店の内装に組子欄間が使用されました。

iloha500.jpg和風パスタ店の内装に組子欄間が使用されました。柄は「麻帯入り組子欄間」。

使用枚数は、合計65枚!(うちのショールームにある欄間数より多い?)

アパレル店舗に組子の木製間仕切りを使用していただきました。

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アパレル会社のfive foxさんの店舗に組子を使用していただきました。
店舗の木製間仕切りとして使用されています。(麻の葉や三重菱など菱組子を用いています。)

five foxさんといえばコムサデモードからスタートし、コムサブランド群を持つ日本最大級のアパレル会社。

ジャパニーズレストラン MEGU (香港)で組子欄間が使用されました。

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香港のレストラン 「MEGU」で組子欄間が使用されました。
デザインは「三種組分欄間」でかなり凝った仕様になります。2年前に完成した和風ホームページの効果で最近は海外での施工実績も多くなりました。

お客様から組子「麻の葉」の施工写真いただきました。

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お客様から施工写真をいただきました。
吉祥文様「麻の葉」の組子。
最近は「麻の葉」をレストランやラウンジで使用されるケースが増えています。
「麻の葉」は美しいデザインが特徴ですが、もうひとつ大きな特徴があります。

タニハタが元旦に行うこと

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元旦に行う最初の会社行事・・。
すべての木工機械 1台 1台にお神酒をかけてあげることです。
(毎年 元旦の朝におこなっています。)

今年は雪がかなり降っており、寒かったですが
15歳の長男(写真)と二人で工場内を回りました。

1年間、職人達が怪我をしないように・・
ひとつひとつの商品に「魂」が入るよう・・
機械に祈願しながら回ります。

デジタルの時代になっても、先代から引き継いだ
モノづくりの心は失わずに、今年も頑張っていきたいとおもいます。

新しい組子カタログにつきまして

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新しい和風組子カタログが完成しました。 今までは廃番品も掲載されていましたのでお客様で混乱されることが あったのですが、やっとすっきりしたものができました。

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