タニハタブログ Blog

組子らんまを作る会社<タニハタ>の日々の出来事、その思いをブログで綴ります。

ルイ・ヴィトンのプロモーションビデオに七宝組子を使っていただきました。

ルイ・ヴィトンのプロモーションビデオにタニハタの七宝組子を使っていただきました。 リンク先:インスタグラム:ローラ(@rolaofficial)

https://www.facebook.com/LouisVuitton/videos/1840091062760955

動画のラスト、クレジットタイトルにもtanihataの社名を入れていただきました。

組子の「影」を効果的に使って撮影されています。
ルイ・ヴィトンとローラと組子七宝。
いろいろな場所でタニハタの組子が使われるようになってきました。

動画撮影・編集
株式会社 パラゴン 様
HP : http://www.paragonbaby.com

小学生の組子製作体験

近くの小学校から二年生の子供達が組子製作体験にやってきました。
今回は、三重菱と胡麻組子に挑戦。
作り方を教えなくてもどんどん組子を組み上げていきます。

小学生の組子製作体験
先生から「4年前に組子製作体験した生徒が、先日『大人になったら組子職人になりたい』という作文を書いていましたよ。」というお話しを聞いてとても嬉しくなりました。
木の良さ、ものづくりの楽しさ・・・時間をかけて伝えていきたいと思います。

職人の作業服を江戸時代から続く伝統産業「高島ちぢみ」で製作しました。

職人の夏の作業服が完成しました。
(右・半袖タイプ。 左は今まで着ていた春・秋服です。モデルはうちの女性組子職人です。)
組子職人の作業服を滋賀県の伝統産業「高島ちぢみ」で製作

素材は江戸時代末期から続く滋賀県の伝統産業「高島ちぢみ」で製作。
ちぢみ生地は、表面に加工されたシボ状のしわによって、風通しがよく、汗をよく吸い、早く乾くという特徴があります。
ジトジトと高温多湿な日本の夏に、理想的な素材です。

京都の和ブランド「sousou」さんが伝統的でありながらも、颯爽とした機能美を感じさせる作業服に仕立ててくれました。

工場 作業服 和風 制服
襟足部分にタニハタのロゴマーク「麻の葉」も刺繍していただきました。
注文してから完成まで5ヶ月かかりましたが、待った甲斐がありました。

(ちなみにsousouさんは現在公開中の映画「キングダム」で衣装協力されているメーカーさんです。)

古くから引き継がれた組子以外の日本の技術や意匠を会社の中に少しでも取り入れていきたいと思っています。

中東ドバイのメディアにタニハタ組子をとりあげていただきました。

Tharawat Magazineは世界中の中小企業・家族経営に焦点を当て、そのストーリーと経営するためのヒント、情報を発信する雑誌です。
中東ドバイを拠点に情報発信されているマスメディアです。

2019年春号の最新号で、世界の職人技の未来を探る内容として「The Future of Craftsmanship~これからの職人技」特集が組まれ、タニハタの組子が取り上げられました。

今号では、タニハタ(日本)の他にもカナダ、イタリア、ポルトガル、スウェーデン、アメリカ、エジプト、台湾、イギリスからの会社が取り上げられています。
雑誌をみた方から早くも問い合わせがありました。

https://www.tharawat-magazine.com/magazine/the-future-of-craftsmanship-issue-42-may-2019/

https://www.tharawat-magazine.com/craftsmanship-42/special-features-42/tanihata-kumiko-ramma/

中東ドバイのメディア タニハタの組子

「城端曳山祭」に行ってきました

富山の小京都と言われる南砺市城端の祭り「城端曳山祭」に行ってきました。
このお祭りはユネスコの無形文化遺産および国の重要無形民俗文化財に認定されているお祭りで300年の歴史があるお祭りです。
(「世界遺産」もユネスコが認定するものですが、こちらは有形の文化財になります。)

以前、タニハタで修行した組子職人から「城端の庵屋台が精巧な細工で修理するのが大変だった」という話しを聞いて、いつかこのお祭りを見たいと思っていたのですが長いGWでやっと実現しました。

「城端曳山祭」富山県

豪勢な6基の曳山、庵屋台が、城端の旧市街を厳かに曳き回されるのがこの祭りの特徴ですが、もうひとつ・・紋付き羽織の青年男子達が(20代~30代中心)艶っぽい小唄を歌いながら古い街並みを練り歩くという何とも粋な祭りなのです。

例えば
「薄墨」という曲(安政5年・1858年 にできた唄)

薄墨に 書く玉章(たまずさ)の思いして 雁啼き渡る宵闇に
月影ならで 主さんに 焦がれて 愚痴な たたみ算
思い廻して ままならぬ 早く苦界を候かしく

月影がでている夜、游里の女性が恋しい待ち人が来るか来ないか・・
たたみ算という占いをしながら待ち焦がれている内容になっています。
こういう江戸時代からの艶っぽい端唄が数十曲伝承されており、城端の若衆が曳山と共に唄いながら練り歩く風情のある祭りなのです。


繊細な組子細工もはめ込んであります。

城端の建築意匠や家屋の室礼も素晴らしく、人々の立ち振る舞いや美しい屋台が「ぎしぎし」ときしみながらゆっくり進む風景と相まって、心から日本の伝統文化に酔いしれることができる素晴らしい祭りです。


祭りは年に一回ですが、「城端曳山会館」という場所に行けば曳山や哀愁を帯びた庵唄も聞くことができます。富山のおすすめスポットです。

2018年度の代表的な組子施工写真をアップいたしました。

2018年度(2018年4月~2019年3月)は600件を超える受注件数がありました。
300ミリ角の小さな組子から3メートルを超える大判サイズの美術組子まで、
駅や空港、ホテルや住宅などいろいろな施設に組子を納入させていただきました。
その中でも時間をかけて打ち合わせさせていただいた施工現場のお写真をタニハタ
組子ギャラリーページにアップさせていただきました。ぜひ、一度ご覧ください。

1 NIPPON GALLERY TABIDO MARUNOUCHI 様(東京・丸の内)

2 備長 銀座三越店 様(東京・銀座)

3 プラセシオン瑞穂桜山 様(名古屋市)

4 三井ガーデンホテル金沢 様(金沢市)

5 ホテルオークラ福岡 様(福岡市)

6 京都御苑 中立売休憩所 様(京都市)

7 トレンドマイクロ 様(アメリカ・ダラス)

8 KUMIKO STORAGE CABINET(アメリカ・ニューヨーク)

9 個人邸 田村篤昌デザイン事務所様設計

10 個人邸 株式会社KEN一級建築士事務所様設計

11 個人邸 後藤史明様設計

※上記ギャラリーページにはアップできませんでしたが、昨年一番印象に残ったお仕事はとらや様(赤坂)になります。特注の組子間仕切りなどを納入させていただき、当社としても大変勉強になった現場でした。

昨年以上に2019年は大型物件の仕事が動き出しております。かなり忙しい日が続くと思いますが、気を抜かずに組子づくりに邁進してまいります。

光壁 壁面装飾 ホテル

2019年 タニハタ入社式

4月1日 新年度が始まりました。
今年は、高校生の新卒2名が入社、ということで朝8時30分より工場内で入社式を行いました。

2019年 タニハタ入社式 組子職人をめざして

この日、日本の元号が「令和」と決まり、新しい日本の方向性が見えました。
「令和」。この元号は、初めて日本の古典(万葉集)から選定された元号とのこと。
「日本」「伝統」「和」・・・日本の古いものづくりをする集団として気が引き締まる思いがします。
試行錯誤しながらではありますが、今期も職人達と共に挑戦していきたいと思います。


髙島工場長(前列左)を中心に、65才以上のベテラン職人もまだまだ現役で頑張っております。

小学生の組子製作体験

近所の子供達が組子製作体験にやってきました。
今回はタニハタの女子社員二名が、組子や木のことについてお話しさせていただきました。
組子の製作体験もいつもどおり行い、工場の中が賑やかな雰囲気に包まれました。
東京オリンピックも間近に迫り製作がかなり追われてきております。製作体験専属のスタッフもいないため、対応が難しくなってきておりますが、時間が許す限り続けていきたいとおもっております。
小学生 組子製作体験最近は、個人のお客様が突然工場に来社されることが増えましたが、見学は団体様(事前予約)のみに限らさせていただいております。

家庭画報 国際版に掲載いただきました。

日本の文化・工芸・アートを英文で紹介する、日本発の国際雑誌「家庭画報 国際版」。
家庭画報の英語版として生まれた本誌は、洗練された美しいビジュアルとレベルの高い英語が最大の持ち味。海外50か国以上で読まれている雑誌です。今回その本に「組子」特集が組まれ、タニハタの組子がオブジェのように掲載されています。

家庭画報 国際版にタニハタ組子掲載

組子を紹介する文章は無印良品で有名なグラフィックデザイナーの原研哉氏が書かれています。

組子以外にも他の工芸や文化が美しい写真とともに丁寧に紹介されており、本を読んで日本人としてとても誇らしい気持ちになりました。
このような素晴らしい本に掲載いただき本当に嬉しい限りです。 感謝です。

金屏風の代わりに組子衝立

昨年、目黒にある雅叙園ホテル様のスイートルームに納入させていただいた美術組子。
金屏風の代わりに組子衝立
歌手やタレント、俳優の方々が組子を背景にインタビューなどを受ける場面をテレビや雑誌などでみかけることが増えました。

現在、日本航空(JAL)国内線、国際線の機内で放映している「この!カブキモノ」という番組でも上記の組子を見ることができます。

ホテルの場合、昔ならば「金屏風」の前でインタビュー、が定番アングルだったのかもしれませんが、最近は組子をバックに使用されることが増えました
これからも組子のいろいろな使い方を提案していきたいと思います。

創立60周年を迎えました

弊社は平成31年2月をもちまして、創立60周年を迎えました。
経営が苦しい時期も長くございましたが、これを乗り越えられたのもひとえにお客様、お取引様のご愛顧の賜物と心より深謝申し上げます。

タニハタ 創業60周年

創業時の社名は「谷端組子店」。昭和34年に父・敏夫(故人 上写真)が創業いたしました。創業から60年、「組子細工」ひとすじでやってまいりました。

今回の60周年を機に、私自身気持ちを新たにし、次の70周年に向けて邁進いたす所存でございます。今後とも倍旧のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

平成31年2月吉日

株式会社タニハタ
代表取締役 谷端 信夫

最高級 木曽ヒノキ(赤身) 組子用 入荷しました。

木曽ヒノキ(建具用 赤身材)入荷しました。
現地の業者の方に<タニハタ組子用>として特別に選別していただいた木曽ヒノキになります。
木目、色味、質感・・・どの視点でみても現在日本でご用意できる最高級クラスの木材になります。(もちろん価格の面でも。。)

最近は組子に使用できるような良い木材が少なくなってきており、良材を探すのは苦労しますがこういう材料が手に入ったときはやっぱり嬉しいですね。うちの職人達も自然にこの桧のまわりに集まります。
木曽ヒノキ 桧 国産木材 最高級
組子用の木材ではありませんが、2500年前の「神代杉」も入荷しました。秋田の鳥海山で産出したもので厚み120ミリもある神代杉は珍しいです。(サイズ:H2160ミリ×幅940ミリ×120)
神代杉特有の灰褐色の重厚な色味、大きな節、うねりのある木目・・・じっと見ているとまだ「日本」という国家が出来る前はどんな姿だったのだろう・・と想像してしまいますね。かなりの迫力です。

神代杉 タニハタ
夜、仕事をしていたら工場で飼っているネコ(名前:タオ)が入り口に座っていました。ロゴマークの横がお気に入りで最近よく座っています。木曽桧や神代杉の存在感に負けじと頑張っているようです(笑)

日仏友好160周年記念 「ジャポニズム2018」で組子を使用していただきました

2月5日から24日までフランスのパリ市とナント市で日本の伝統工芸に関する展示会が行われています。
そこの展示ブースにタニハタの組子欄間を使用していただきました。

イベント名:日仏友好160周年記念 ジャポニズム2018 公式企画
『「伝統と先端と」~日本の地方の底力~』

・日本の地方に根付いた伝統産業技術にスポットを当て、日本の地方が持つ知られざる魅力をフランス国内に発信するイベントです。タニハタの組子欄間(16種の組子文様)は、全国の伝統工芸品を展示する什器(展示パネル および天板)として使用いただきました。

(仏名:《Synergies entre tradition et modernité – l’artisanat local japonais à la pointe de l’innovation》)

期間:2019年2月5日(火)~2月24日(日)

(パリ会場)パリ日本文化会館(101 Bis Quai Branly, 75015 Paris)
(ナント会場) Cosmopolis (18 Rue Scribe, 44000 Nantes)

書籍「麻の葉模様」発刊されました

栃木県の那須町にある「大麻博物館」から書籍「麻の葉模様」が発刊されました。
タニハタのロゴマークにもなっています「麻の葉模様」は鎌倉時代の仏師、快慶の時代に誕生し、その後、江戸時代になり歌舞伎役者や葛飾北斎により普及したデザインと言われています。
(昨年末、大麻博物館館長に工場まで来ていただき、「麻の葉」に関する勉強会を開いていただきました。

書籍「麻の葉模様」発刊 タニハタ組子「麻の葉」も掲載麻の葉模様の歴史、文様の由来、デザインの使われ方など図解や写真、実例を挙げて詳しく書かれています。
発刊にあたりタニハタでも編集に協力させていただき、組子業界からみた「麻の葉」模様のことをお話しさせていただきました。

当社の他にも中川政七商店さん、松竹衣装さんなどそれぞれの業界のお立場で「麻の葉」模様のことをお話しされています。
日本の伝統デザインのことを知るうえでも貴重な資料だと思います。
興味のある方はぜひ一読されてはいかがでしょうか?

JALの機内誌「SKY WARD」に掲載いただきました

JALグループの国際線・国内線に搭載される機内誌「SKY WARD」にタニハタの組子を掲載いただきました。
JALの機内誌「SKY WARD」に組子欄間を掲載いただきました
・ホテルレストラン業界向けの業界誌 「HOTERES」にタニハタに組子を大きく取り上げていただきました。

どちらも11月に行ったホテル雅叙園東京様とのパリイベントの様子を取り上げていただきました。ありがとうございました。

香川県の小学校で組子の学習!?

高松にお住まいの網さんという職人の方からお便りをいただきました。
小学校の教員をされていたそうですが、3年ほど前に職人の世界に入られたとのこと。そのご縁で小学校にゲストティーチャーとして招かれ、組子細工について子供達と共に学習されているそうです。

今年度の6年生が作ったパンフレットにタニハタで製作した組子の写真などが含まれていたので掲載確認のお電話とFAXをいただきました。
画像を見ると立派な組子の紹介パンフレットになっており驚きました。
素晴らしい。

タニハタでも年に何回か小学生向けの組子ワークショップを行っていますが、中には「もっといろいろ教えてほしい」「もっと組子を製作してみたい」と言ってくる子供達も多く、気になっていました。私ももう少し落ち着いたら子供達に組子や木材やものづくりについていろいろ教えてあげたいなぁ・・と今回のお便りをいただいて思った次第です。

県外の小学生にも弊社のホームページが役立っていることを知り嬉しく思いました。
ご縁に感謝です。

建築誌「コンフォルト」で掲載いただきました

建築・インテリア誌「CONFORT コンフォルト」でタニハタを取り上げていただきました。全6ページの特集になっており、かなりのスペースを割いてタニハタの組子を掲載いただきました。

この本は、毎号特集テーマを設け住宅・商業施設・公共施設向けの内装材などの資料価値の高い写真や情報を掲載されている老舗の建築誌になります。
日本の生活がどんどん洋風になり、職人が減少していくとともに忘れさられていく日本の古い技術や意匠、言葉などにもこだわりを持って発信されている専門誌です。

ちなみに今回のタイトルは「和やかな普請」。

コンフォルト CONFORT 組子 タニハタ 特集

昨年亡くなった樹木希林さんがテレビで
「うちの家系は普請道楽(ふしんどうらく)なのよ。」という話しを聞いて、恥ずかしながら私も初めて「普請」という言葉を知りました。

家を建築したり修理したりすること、を意味する言葉でこの言葉が用いられるようになったのは室町時代から。

室町から江戸時代にかけて土木工事・武家屋敷の管理などにあたった「普請奉行」という役職も生じるようになった歴史のある言葉です。

「建築」よりも職人的でこだわりのある言葉ですね。

「和やかな普請」・・「空間」にそういう空気を作り出すことができる職人集団になりたい、とこの号を読んで思った次第です。

取り上げていただき心から感謝です。

三井ガーデンホテル金沢様に美術組子を設置させていただきました。

今週末、金沢にオープンする「三井ガーデンホテル金沢」様のフロントロビーに大判寸法の美術組子を納入させていただきました。
新しいものと古いものが調和した「北陸の華やかで繊細な伝統文化」をイメージして組子製作させていただきました。

三井ガーデンホテル金沢 オーダーメイド組子設置写真

三井ガーデンホテル金沢 組子拡大空からみた金沢の街がデザインのべースになっています。

三井ガーデンホテル金沢 組子設置かなり大きなサイズですが、分割製作して現場にて組み合わせ設置しています。

江戸時代から芸術、文化を大切に育んできた北陸ならではの美意識や趣きをお客様に感じてもらえたら嬉しいです。


三井ガーデンホテル金沢 組子欄間 壁面装飾三井ガーデンホテル金沢 組子細工

宿泊に関するお問い合わせ
■三井ガーデンホテル金沢 様
石川県金沢市上堤町1-22 076-263-5531
https://www.gardenhotels.co.jp/kanazawa/

■設計・施工
株式会社 竹中工務店様

■内装施工
株式会社 J.フロント建装様

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。

平素はご愛顧を賜わり、厚く御礼申し上げます。
今年も製品の品質、サービスの向上に職人一同努めて参ります。
旧年に引き続き、本年もご支援、お引立てを賜りますようお願い申し上げます。
皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。

2019年1月1日 元旦

株式会社 タニハタ
代表取締役社長 谷端 信夫

当社は1月4日(金)から通常営業となります。

異業種の方達の工場見学が続きました。

ここ一週間ほど異業種の方の工場見学が続きました。

●12月7日 富山市内で観光のお仕事をされている方達(宿泊業や鉄道、通訳、旅行代理店、観光ガイドの方など)総勢38名が来社されました。

富山で有名な観光名所(立山アルペンルートや宇奈月トロッコ電車、合掌造りなど)は富山駅から遠く、富山駅周辺で見るとうちのような伝統的なものづくり工場も観光ポイントになるようです。(工場は富山駅から自動車で10分ほど)
異業種の方の組子工場見学が続きました。 当社は特に専任のガイドスタッフがいる訳ではありません。
普段業務を担当している社員が工場内をご案内しますので、時間の都合上、10名以上の団体に限定して予約をお受けしております
個人の方のご予約、見学はお受けしておりませんのでご注意ください。

約1時間30分のうち30分は組子に関する説明、30分は組子製作体験、
最後の30分は工場見学になります。

●12月11日 岐阜県関市から早川工業株式会社様 来社されました。

早川工業様は、岐阜県で家電等金属部品製造、プレス金型製造など金属関係の製造をされている会社様で女性スタッフの方と共に見学されました。(知人の紹介になります。)

木製品と金属製品という違いはありますが、ものづくりにかける情熱は同じで二時間ほど情報交換をさせていただきました。感謝です。


●12月12日 大麻博物館のスタッフが来社されました。


「大麻」というと「物騒な・・・」と当惑される方も多いと思います。しかし大麻という植物は、一万年以上前から日本人の生活に密着した「農作物」でした。

麻の繊維は、衣服に使用され、縄・釣糸・漁網などに使用されていました。

また、種は食料になり、茎は建材に使用され、葉や根は薬用に。主要な作物であった名残は、「麻」と名がつく多くの地名や人名にも残されています。(地名としては麻布が有名ですね。)

麻はすくすくと成長が早いということから、縁起のよい植物としても扱われ、神道の世界ではその繊維を「清めの道具」として用い、伊勢神宮のお札は今でも「神宮大麻」と呼ばれています。
なぜタニハタが「大麻」のことを・・・と思われるかもしれませんが、タニハタのロゴに使用されている「麻の葉」マーク(商標登録済)に関する正しい知識を社員にもしっかり身につけてもらおうと大麻博物館の方をお招きして勉強会を行った次第です。
ネット上には「大麻」に関する多くの情報が溢れていますが、正しい知識を持った方にお話しを伺うことが一番近道でもありますので。
予想以上に職人達から多くの質問がでてきたので、定期的にこういう勉強会をやっていこうと思いました。ひとつひとつ正しい伝統を社員全員で身につけていくことが重要だと思っております。

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